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震災を覚えての祈り [祈り]

[被災者のために]
辛苦のもとにある方々に、十字架の主が共にいて、励ましてくださるように。
喪失の中にある方々に、希望が与えられるように。
悲しみと痛みの内にある方々に、癒しと平安がありますように。
愛する者が行方不明であったり、家族を失った方々に、慰めがありますように。
不安をやわらげ、健康をお守り下さい。
被災された方々に日々の糧が与えられるように。生活に必要な物資が備えられますように。少しでも早くライフラインが回復されますように。

[犠牲者のために]
地震や津波の犠牲となって命を落とした方々の魂を、御許に置いてください。

[復興のために]
物資の輸送やライフライン復旧のために尽くしてくださっている方々をお支えください。
支援活動を進めている自治体、企業、NPO、ボランティアの方々をお支えください。
わたしたちがなすべきことを適切に判断できますように。

[特に原子力発電所の災害との関わりで]
原子力発電所の災害とその影響が食い止められますように。
作業にあたっている方々の健康をお守りください。
政府が適切な対策を講じていくことができますように。
わたしたちが、風評に惑わされず、買いだめ等に走らず、冷静に日常生活を送れますように。

[被災地の教会のために]
被災地の教会の牧師・伝道師・宣教師、信徒たちが、主によって力を得、困難を乗り越えて、主の日の礼拝をささげることができますように。

すべての方々の傍らに、復活の主が共にいてくださいますように。

ニーバーの祈り [祈り]

朝日新聞2010年4月7日の天声人語によると、宇宙飛行士山崎直子は、夫婦や家庭の危機を「ニーバーの祈り」によって支えられたとのこと。

1.この祈りが引用されている山崎直子の自著とは、『何とかなるさ!』サンマーク出版、2010年。
高校生の時、担任でもあった英語の先生が教えてくれたとのこと。

2.天声人語に紹介されていた「ニーバーの祈り」は途中まで。『何とかなるさ!』には全文が引用されている。全文は次の通り。

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー(大木英夫訳)

3.この祈りは、アメリカでは"The Serenity Prayer"として知られている。
ちなみに、ラインホールド・ニーバーの弟も著名な神学者でヘルムート・リチャード・ニーバー。ヘルムート・リチャード・ニーバーの息子も神学者でリチャード・ラインホールド・ニーバー。ややこしや~。

4.この祈りは、ニーバーに師事した神学者大木英夫が1967年に『中央公論』に発表した論文の中で紹介され、この論文は後に、大木英夫『終末論的考察』(中央公論社、1970年)に収録されて、広く知られるようになった。この本の中で、この詩と由来が紹介されている。

大木英夫が理事長を務める聖学院大学のサイトの中の「ニーバーの祈り」

5.この祈りが広まってゆく過程や背景、作者問題、文言の問題については、チャールズ・C.ブラウン(高橋義文訳)『ニーバーとその時代――ラインホールド・ニーバーの預言者的役割とその遺産』(聖学院大学出版会、2004年)の付録に訳者が寄せた論文に詳しく記されている。

この論文に大いに寄りつつまとめられたページ

寄る年並みで物覚えが極端に難しくなられた方の祈り [祈り]

「もし私があなたのことを忘れても、あなたは決して私のことをお忘れになりません。だから私は生きていけます。」

奥田知志「わが父の家には住処おほし――北九州・絆の創造の現場から」、『いのちのことば』2010.4、p.19より

イザヤ49:15を思い出す。
女が自分の乳飲み子を忘れるであろうか。 母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。 たとえ、女たちが忘れようとも わたしがあなたを忘れることは決してない。

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