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高齢者祝福礼拝の時期と名称 [教会年間行事]

2011年9月21日のブログで、高齢者祝福礼拝の目的や対象者などについてまとめておいたが、さらに、いつ行うかと名称について。

1.いつ行うか
キリスト教として特に決まったことはないと思うので、別に1年の中でいつでもいいのだが、国の休日で9月の第三月曜日となっているので、その近くが分かりやすい。

大概は、第三月曜日の前日の日曜日ということになろう。

ところが、その日は必ずしも第三主日というわけではなく、年によって第二主日のこともある。2014年がそうだった。次回は2025年。

毎年第三主日と思い込んでいると、忘れた頃に第二主日になるのでびっくりする。

まあ、国の休日とは関係なく、第二なら第二、第三なら第三と決めてしまってもいいかもしれない。

なお、今年2015年のようにシルバーウィークとかいう連休になったりすると、ご家族とご旅行に行かれていて、せっかくの高齢者祝福の礼拝に出席されない方が出てくるかもしれないが、それは考えてもしかたないでしょう。

2.名称をどうするか
「記念礼拝」という言い方は、過去の出来事を記念するときに使う(創立○○年記念礼拝など)。

「感謝礼拝」というのも、おかしい。高齢者に感謝するのではなく、神に感謝する。もし感謝礼拝という言葉を使うとすれば、長寿感謝礼拝か?

一番いいのは、幼児祝福式とか成人祝福とかがあるので、私の仕えている教会ではそれぞれ幼児祝福礼拝、成人祝福礼拝としているのに合わせて「高齢者祝福礼拝」がよい。

「老人祝福礼拝」はしっくりこない。「敬老祝福礼拝」は変。

ただ、幼児祝福や成人祝福は、祝福を受ける対象の者が明確であるのに対し、高齢者祝福の場合、対象者を明確にするには年齢で線引きをしなければならない。

年齢での線引きに関しては、2011年9月21日のブログ記事を参照

対象者を明確にしなくても「高齢者祝福礼拝」とするか、それとも少し観点を変えた名称にするか。

一案として、高齢の方々を敬う側がいなければ敬老にならないという観点から、「高齢者を覚える礼拝」という名称はどうだろうか。

3.参考資料
・中村公一「高齢者への祝福」、『礼拝と音楽』140号、2009年冬号、pp.36-37。「敬老祝福式」の招き、聖書箇所、祈りなどの実践例が紹介されている。

・『神の民の礼拝 カンバーランド長老キリスト教会礼拝書』、一麦出版社、2007年のp.166に、「長老祝福の祈り」が1例のみあり。

・日本基督教団の『口語式文』や『式文試用版』にはない。



タグ:祝福礼拝

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