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筑摩書房『現代日本思想大系6 キリスト教』 [書籍紹介・リスト]

武田清子編、『現代日本思想大系6 キリスト教』、筑摩書房、1964、405頁。


奥付の編者略歴には、「武田清子(本姓 長(チョウ)」と記されている。


解説 武田清子「地の塩――キリスト教と近代日本の形成」(pp.7-58)


Ⅰ 日本の精神的伝統とキリスト教

小崎弘道「政教新論」(3~6、9章の抄録)
植村正久「黒谷の上人」
新渡戸稲造「武士道――日本の魂」(矢内原忠雄訳による1~5章と17章の抄録)


Ⅱ 福音の把握・人間の考察

植村正久「われらの信仰」
高倉徳太郎「福音的キリスト教の特質」(『福音的基督教』の第五講)
高倉徳太郎「自己を徹して恩寵へ」
石原謙「キリスト者の自我追求――高倉徳太郎の場合」(『福音と世界』1964年3月号の「高倉徳太郎論――自我追求の姿勢と課題」に加筆改題して収録。後に『石原謙著作集 第10巻』に収録。 →「石原謙著作集第10巻」の目次のページへ
波多野精一「時と永遠」(第7章の一部を抄録)


Ⅲ 社会的現実への対決

村井知至「社会主義とキリスト教」(『社会主義』の第9章)
吉野作造「デモクラシーとキリスト教」
賀川豊彦「労働者の自由」(『自由組合論』の第2編)
矢内原忠雄「マルクス主義とキリスト教」(序論の1~3と本論の1のみの抄録)
矢内原忠雄「国家の理想」(1937年9月。戦後『日本の傷を医す者』に収録)


Ⅳ 文化創造の精神

高倉徳太郎「キリスト教と文明の精神」
吉満義彦「文化と宗教の理念」(前半のみの抄録)
矢内原忠雄「日本精神への反省」(岩波新書『日本精神と平和国家』の中の第一部)
大塚久雄「アジアの文化とキリスト教――ヴェーバーの「儒教とピュウリタニズム」をめぐって」(『思想史の方法と対象』に収録された「東西文化の交流における宗教社会学の意義」を加筆訂正改題して収録)




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