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勉誠社文庫 どちり(い)なきりしたん [書籍紹介・リスト]

どちりいなきりしたん(バチカン本)小島幸枝、亀井孝解説『どちりいな きりしたん(バチカン本)』(勉誠社文庫55)、勉誠社、1979年、A5判163頁。



どちりなきりしたん(カサナテンセ本)小島幸枝、亀井孝解説『どちりな きりしたん(カサナテンセ本)』(勉誠社文庫56)、勉誠社、1979年、A5判128頁。



勉誠社は現在、勉誠出版。http://bensei.jp/

勉誠社文庫は、伊曽保物語とか徒然草といった日本文学の古い木版本などを写真撮影して複製したもの、すなわち影印のシリーズのようだ。

第一期(1976~1977)20冊、第二期(1977~1978)20冊、そして第三期(1978~)の中で『どちりいなきりしたん(バチカン本)』、『どちりなきりしたん(カサナテンセ本)』が刊行された。


小島幸枝と亀井孝による解説は、勉誠社文庫55の方にはなく、勉誠社文庫56の方に一括して掲載されている。

どちらも、原本の大きさと縮小率が明記されている。

55の方は、バチカン図書館蔵の、1591年と推定されている国字本の影印。原本の天地25.1cm×左右19.2cmを縮小率76%で収めている。

56の方は、ローマのCasanatense文庫所蔵の、1600年の国字本の影印。原本の25.9cm×18.9cmを縮小率73%で収めている。p.113までが影印で、pp.117-128が解説。正誤表あり。



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