SSブログ

ハンス・ヴァルター・ヴォルフ [書籍紹介・リスト]

Hans Walter Wolff, 1911.12.17-1993.10.22。


■経 歴

ドイツのヴッパータール・バルメン生まれ
ベーテル神学校、ゲッティンゲン大学、ボン大学で学ぶ。
特にフォン・ラートの影響を強く受ける。
1935-45 ラインラントの告白教会で伝道師、牧師
1946-49 ゾーリンゲン・ヴァルトで牧会
1949-59 ヴッパータール神学校の旧約聖書学の講師、教授
1959-67 マインツ大学旧約聖書学教授
1967-78 ハイデルベルク大学旧約聖書学教授

(大串元亮訳『旧約聖書』の訳者あとがきによる)


■邦訳書

●柏井宣夫訳、『終りなき平和――イザヤの「メシア」預言研究』、日本基督教団出版局、1972年、158頁。
 原著:"Frieden ohne Ende, Eine Auslegung von Jes. 7,1-7 und 9,1-6." "Biblische Studien"の35号、1962年。
 イザヤ7:1~17のインマヌエル預言と9:2~7のメシア預言の釈義的研究。

●大串元亮訳、『旧約聖書の人間論』、日本基督教団出版局、1983年、502頁。
 原著:"Anthropologie des Alten Testaments," 1973初版、1977第3版。旧約聖書において、人間は自己自身をどのようにして知るのかが大きなテーマ。

●大串元亮訳、『旧約聖書』(現代神学の焦点12)、新教出版社、1991年、267+11頁。
 原著:"Bibel. Das Alte Testament, Eine Einführung in seine Schriften und in die Methoden ihrer Erforschung," 1970初版、1975第2版、1980年にボルンカム『新約聖書概説』と合本でペーパーバック版。
 第一部「歴史――歴史としての旧約聖書」、第二部「将来――預言」、第三部「現在――教訓書」、最後に結びとして「神学・教会・社会と旧約聖書」。随所に旧約学の方法論に関する入門的な付論が全部で12置かれている。

他に、
●C. ヴェスターマン編(時田光彦訳)、『旧約聖書解釈学の諸問題――旧約聖書理解のための論文集』、日本基督教団出版局、1975(1960)、300頁。
 この中に「旧約聖書の解釈学について」あり。


■その他の情報

Hermeneiaのシリーズのホセア、ヨエル・アモスがBKのシリーズの英訳のようだ。

ハイデルベルクの大学教会で、「炎の説教者」と呼ばれたらしい。



タグ:神学者

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。