SSブログ

三大祝日 [教会年間行事]

1.キリスト教の祝日
 キリスト教で祝日と言えば、何よりも、クリスマス(降誕日)、イースター(復活日)、そして、ペンテコステ(聖霊降臨日)のことです。これらを三大祝日と呼びます。

2.国民の祝日との関係
 それゆえ、基本的に、キリスト教会は、日本の国が定めた祝日には関係なく活動します。日曜日であれば、1月1日であっても礼拝を休みにしたりはしません。毎週水曜日に祈祷会を行っていれば、その日が国の祝日と重なっても、祈祷会は休みにはしません。
 とはいえ、、平日の婦人会などは、学校や会社が休みで家族が家にいて教会に来られないので、休会ということもありうるでしょう。その辺は、集まる人々の状況を考慮して決められます。また、国民の祝日で学校や会社が休みになることを利用して、その日に伝道集会をしたり、修養会をおこなったりということもあります。

3.三大祝日の知名度とシンボル
 クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うということでわかりやすく、クリスマスツリーなどの飾りつけも一般に受け入れやすいので、教会とは関係のないところでもよく知られています。
 イースターは、復活などということは世間では受け入れられないため、あまり知られてはいませんでしたが、それでも、イースターエッグとかイースター・バニーがあるので、最近は、ディズニーランドでもアイスクリーム屋さんでもイースターが宣伝材料になってきました。
 しかし、ペンテコステに至っては、聖霊ですから、一般にはまったく受け入れられていなく、知られていません。ところが、シンボルとしてはハトがあり、これはクリスマスツリーやイースターエッグなどとは異なり聖書に直接基づくものです。

 そこで、ペンテコステには、鳩サブレーはいかがでしょう? 鳩サブレーは豊島屋が有名ですね。というか、豊島屋の登録商標でしょうか。鳩サブレではなく鳩サブレーと伸ばすのが正式な商品名らしいです。
 ちなみに、豊島屋の本店(鎌倉市小町2-11-19)でしか買えない鳩サブレーグッズがあるらしい。鳩サブレー型のクリップとか、レターセット、消しゴム、修正テープ、マグネット、トランプも。豊島屋のサイトhttp://www.hato.co.jp/でひみつのページを探せ。

4.盛り上がりに欠けるペンテコステ
 クリスマスには、その前にアドベントの期間があります。イースターには、その前に四旬節や受難週があります。ペンテコステにはその10日前に昇天日があります。しかし、ペンテコステの前の期間は、キリスト教の信仰者の間でも、特別な意識をもって過ごしたり準備したりといったことがなく、盛り上がりに欠ける感じがします。
 たとえば、クリスマスとイースターには礼拝後に愛餐会をするけど、ペンテコステ礼拝の後は何もないという教会も多いのではないでしょうか。ペンテコステを盛り上げる何かいいアイディアはないものでしょうか。
 いや、もしかしたら、聖霊降臨日の次の主日は伝統的に三位一体主日とされているように、ペンテコステより後が重要なのかもしれません。

5.献金の機会としても肩身の狭いペンテコステ
 クリスマス献金はあります。イースター献金も献げられます。しかし、ペンテコステ献金はあまり聞きません。イースターと時期が近すぎるので避けられ、かえって、夏のボーナスの時期に合わせた夏期献金が呼びかけられます。

6.聖霊の大切さ
 ペンテコステから始まってアドベントの数週間前まで続く「聖霊降臨節」は、教会の暦の中で最も長い期間です。聖霊なる神は、わたしたちの内に留まって、わたしたちに御子イエス・キリストを知らせ、わたしたちを御子イエス・キリストの救いに与らせてくださる、わたしたちの最も身近におられるお方です。聖霊なる神の理解と信仰をもっと深めることが大切ではないかと思います。


タグ:教会暦

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。