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ブログでのギリシア語表示 [パソコン・インターネット]

ギリシア文字拡張を持つフォントについて、
 ギリシア文字拡張を持つフォント
 ギリシア文字拡張を持つフォント(2)
 ギリシア文字拡張を持つフォント(3)
といろいろ調べてみた。

 で今回は、ブログなどで、1~数単語程度で気息・アクセント付きのギリシア語を表示させる方法をまとめておいてみる。

(1)spanタグで括る
 どういうフォントで表示させるかは見る人が決めるべきというのがブラウザとかの基本的考え方かもしれないが、しかし、ギリシア文字拡張がなければ表示できないので、ここではフォントを指定することになる。そのためにspanタグを使う。


 <span lang="grc" style="font-family:Calibri, Cambria, 'Times New Roman';">


これまでいろいろフォントを調査したところから、CalibriとCambriaとTimes New Romanを順に指定してみた場合。
lang="grc"は、別になくてもきちんと表示されるかもしれないが、作法として書いておく。言語コードについての参考:ISO 639.2 "Codes for the Representation of Names of Languages"
もちろん</span>で閉じる。


(2)実体参照コードで書く
 気息・アクセント付きのギリシア文字は、ユニコードで指定する。ユニコードでの指定は&#xの後に16進4桁のコードを書いてその後に;を書く。たとえばκαὶは、&#x03ba;&#x03b1;&#x1F76;と書く。

 なお、気息もアクセントもないアルファベットは、&#の後に10進数字で記述されることもあり(ギリシア文字は900番台)、&alpha;などとエンティティ表記する方法もある。参考:たとえばHTML4.0で使用できるエンティティ記述

 しかし、一文字一文字のコードをユニコード表から拾うのはたいへん。そこで、便利なページ:古典ギリシャ語を実体参照にする を利用して、コピペしてくる。(このページは、気息もアクセントもないアルファベットは10進数で、その他は16進数で表記するので、καὶは、&#954;&#945;&#x1F76;となる。)

(3)まとめ
 というわけで、結局καὶは、
 <span lang="grc" style="font-family:Calibri, Cambria, 'Times New Roman';">&#954;&#945;&#x1F76;</span>
と書く。

2011.11.23追加:
 マックユーザーのためにLucida Grandeを追加して、καὶは、
 <span lang="grc" style="font-family:Calibri, Cambria, 'Lucida Grande', 'Times New Roman';">&#954;&#945;&#x1F76;</span>
と書く。

タグ:フォント

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