聖書と聖霊と教会の歴史 [教会]
永井修「キリスト教こぼれ話 3 アタナシウス」、『信徒の友』2008年6月号(通巻740号)、p.44。
(一部読点を改めた。)
聖書そのものをどう解釈するかにおいてもわたしたちは、これまでの解釈史に拘泥するわけではないけれども、信条と教会の歴史を重んじる。それが聖霊によって聖書を読むということである。聖霊の力は教会においてこそ働くのであり、聖霊は教会の歩みの中で聖書を説き明かしてくださる。
教会は何かを決定しようとする時、まず聖書の見解を聞きます。しかしそれだけでは決着が付かない時は、聖霊に判定を求めます。そして聖書を「規範する規範」と呼ぶのに対して、聖霊によって発見した規範を「規範された規範」と呼びます。それが信条です。それは、教会が神と人間に対してなした告白です。そして、それを検証するものは教会の歴史です。
(一部読点を改めた。)
聖書そのものをどう解釈するかにおいてもわたしたちは、これまでの解釈史に拘泥するわけではないけれども、信条と教会の歴史を重んじる。それが聖霊によって聖書を読むということである。聖霊の力は教会においてこそ働くのであり、聖霊は教会の歩みの中で聖書を説き明かしてくださる。