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誰が洗礼を授けるか [信仰]

 「私は○○先生から洗礼を受けました」などという言い方がよくなされるが、洗礼を授ける主体はどこにあるだろうか。

1.復活の主イエスは、弟子たちに洗礼を授けよと命じられた(マタイ28:19)。それゆえ、洗礼が授けられる根拠は、復活の主イエスにある。

2.洗礼を授けることを主から命じられたのは教会であり、教会が洗礼を執行する。「教会は主の日毎に礼拝を守り、時を定めて聖礼典を執行する」(日本基督教団教憲第8条)。

3.その際、実際に洗礼を司る務めにあたるのは牧師である。牧師は、御言葉に仕える職務にある者として、洗礼を司式する(司式は単なる司会進行ではない)務めを教会から委ねられている。
 もう少し厳密に言えば、洗礼を司るのは、按手礼を受けた正教師である。「聖礼典はバプテスマおよび聖餐であって、按手礼を領した教師がこれをつかさどる」(日本基督教団教憲第8条)。

4.というわけで、別に「○○先生から洗礼を受けました」という言い方をなくそうと言うわけではないが、誰から洗礼を受けたかよりも、復活の主イエスの命令に従って洗礼を授けていただいたということのほうが重要であることを改めて思わされる。復活の主を信じ、その命令に従う信仰によって、わたしたちは洗礼を授けていただくのである。

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