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若者たち・子どもたちに、教会を。(次世代のために その1) [教会]

1.雑誌を買わない私が現在唯一購読している「ミニストリー」誌(季刊、キリスト新聞社)に次のような記事があった。
礼拝の時間や教会の集会の持ち方など、教会が社会の変化に対応していく方法を考えたい・・・。既存の『教会システム』に、生活パターンや思考の違う若い世代がなぜ入ってこないのかと嘆くよりも、その世代も自然に無理なく来られる教会を目指すことの方が大切だ・・・。」
「Ministry」、vol.6、キリスト新聞社、2010年夏号、p.12より。

2.そのとおり、教会が従来のままでそこに若い人たちを何とか引き込もうとしても無理がある。逆に、現代の若い人たち向けに教会を変えていかなければならない。
  礼拝のスタイル(堅苦しいのは何とかならないの?)
  礼拝が行われる時間(日曜の朝9時から礼拝しても、まだ若者は寝ている時間だよ)
  用いられる音楽(やっぱ、ノリのいい音楽じゃないと)
  「青年会」「教会学校」という枠組み(18~19の青年から30代後半、40代、場合によって50代まで同じ「青年会」ではやってられないよ)

3.子どもについては、次のようなことを思う。比較的都市部近郊で暮らす一般家庭で、日曜日の朝九時前から子どもだけで外出するだろうか。親と一緒であっても、まだ早朝と言える時間帯から出かけるだろうか。休みの日には朝から子どもたちだけで外を走り回っていたような時代ではなくなっている。まして現代は、休日も親と一緒に出かけることが多いのではないか。かつては、子どもに伝道すれば後から親も教会に来ると考えられていたかもしれないが、今は親の許可がなければ子どもは教会に来ることができない。

4.そういうわけで、若者たち・子どもたちを教会に何とか連れてくるのではなく、若者たち・子どもたちにふさわしい教会を提供していく必要がある。その意味で、「若者たちを教会に」ではなく「若者たちに教会を」であり、「子どもたちを教会に」ではなく「子どもたちに教会を」である。


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