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植村正久を収録している大系・全集(その他) [書籍紹介・リスト]

松本三之助編、『近代日本思想大系31 明治思想集Ⅱ』、筑摩書房、1977年。

植村のは次の6本を収録:

「政治主義に関する管見」
「帝国議会の開設」
「政治上の徳義」
「愛国、輿論、及び新聞紙」
「日清戦争を精神問題とせよ」
「福沢先生を弔す」


『近代日本キリスト教文学全集10』、教文館、1978年。

植村のは次の3本を収録:

「詩人論」
「馬琴小説の神髄」
「黒谷の上人」

山形和美の解説あり。

もうひとつの解説、佐古純一郎「「文学界」の評論家たちを中心に」には、植村正久への言及はあまりない様子。


藪禎子、吉田正信、出原隆俊編、『新日本古典文学大系 明治編26 キリスト者評論集』、岩波書店、2002年。

植村の他、巌本善治、徳富蘇峰、北村透谷、内村鑑三の社会評論、及び、山路愛山「現代日本教会史論」を収録。

かなづかいなど底本を忠実に再現、注も、脚注と巻末の補注があって充実している。

植村のは次のものを収録:

「欧洲の文学 其二 トルストイ伯」
「欧州の文学 其三 トーマス、カアライル 上」
「欧州の文学 其四 トーマス、カアライル 下」
「日本の基督教文学」(上、中、下)
「自然界の予言者ウオルズウオルス」(其一、其二)」

これらはみな『植村正久著作集』(新教出版社)に入っているが、「現代表記に全面的に改変されていて、初出の形からは遠い。」とのこと。岩波文庫の『植村正久全集』も本文校訂としては中途半端とのこと。

植村正久についての解説は、藪禎子「精神の地平を拓く――植村正久・巌本善治」(p.595-572)。

なお、同じシリーズの『新日本古典文学大系 明治編12 新体詩 聖書 讃美歌集』(岩波書店、2001)に、植村正久、奥野昌綱、松山高吉編『新撰讃美歌』(明治23年12月)が収録されている(校注と解説は下山孃子)。ただし、楽譜は19曲のみ。



タグ:植村正久
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