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藤掛明『一六時四〇分』 [読書メモ]

藤掛明『一六時四〇分――がんになった臨床心理士のこころの記録』藤掛明、『一六時四〇分――がんになった臨床心理士のこころの記録』、キリスト新聞社、2012年、174頁、1600円+税。



◆深刻な病にかかったとき、公表するかどうか

わたしは牧師として、教会員は深刻な病も公表したほうがよいと思っていた。それは、教会員が互いに祈り合うためである。

しかし、「みんなが祈ってくれますよ」などと安易に公表するよう求めてはいけないことをこの本から学んだ。

例えば、がんと言っても様々な種類があり悪性度や進行度も多様であるのに、知識のない我々は勝手な先入観で過剰に反応して、自然な関わりができなくなる。病気の受け止め方も人それぞれなのに、表面的な励ましをしてしまったり、病気に触れるのを無理に避けたりして、コミュニケーションがとれなくなる。

病気を公表するかどうか、牧師は本人の意志に従いつつ、事実を知らされた特別な職務にある者として、誠実に祈りに覚えなければならない。


◆ある牧師が自戒されていたこと

「霊的に不調なときほど、霊的に鋭く大胆なことを言ってしまう。」
(p.169)

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