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晴山陽一『すごい言葉』2 [読書メモ]

晴山陽一、『すごい言葉――実践的名句323選』(文春文庫408)、文藝春秋、2004年。

323の「名句」を数行の解説付きで紹介。英文も併記されている。人名索引もあるのがよい。

晴山が出会った言葉の他、英語圏のさまざまな引用句事典から多く引かれているようだ。


前回の記事の続き)


p.152
「オフィスに置いてある植物が枯れているような医者の所には行くな。」
アメリカのコラムニスト、アーマ・ボンベックという人の言葉。"The Macmillan Dictionary of Contemporary Quotations," 3rd ed., 1996より。
教会も、玄関脇の花壇をいつもきれいにしておかなければならないなあ。水やりを怠って、すぐ枯らしてしまうのだが。



p.179
「神は汝の敵を愛せとは言ったが、好きになれとは言わなかった。」
なんと、ラインホールド・ニーバーの言葉とのこと。フォックスによる伝記、Richard Wightman Fox, "Reinhold Niebuhr: A Biography," 1985にあるとのこと。


p.225
「君のオフィスではどれくらいの人が働いているんだい?」
「半分くらいかな」

2011年4月7日の読売新聞「編集手帳」で紹介され、2014年6月6日の朝日新聞「天声人語」でも紹介された。
これをもじって:

「君の教会ではどれくらいの人が礼拝しているんだい?」
「半分くらいかな」

「君の教団ではどれくらいの人が伝道牧会しているんだい?」
「半分くらいかな」

「君の神学校ではどれくらいの人が勉強しているんだい?」
「半分くらいかな」


p.229
「他の人の葬式に出ておいてやらないと、彼らも君の葬式に来てくれんぞ!」
この本の最後を飾るジョーク。
 教会員の葬儀には極力出席しましょう。



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