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マクベス [読書メモ]

福田恆存訳『マクベス』.JPGシェークスピア(福田恆存訳)、『マクベス』(新潮文庫)、1969年。

高校1年の時の読書メモ。

同新潮文庫版(2010年第83刷改版)(写真)で確認した。



おお、そのお顔、まるで不思議なことが書いてある本のよう。
マクベス夫人、第1幕第5場


やってしまって、それで事が済むものなら、早くやってしまったしまったほうがよい。
マクベス、第1幕第7場


何ということだ、この手は? ああ! 今にも自分の眼玉をくりぬきそうな! 大海の水を傾けても、この血をきれいに洗い流せはしまい? ええ、だめだ、のたうつ波も、この手をひたせば、紅一色、緑の大海原もたちまち朱と染まろう。
マクベス、第2幕第2場


私の手も、同じ色に、でも心臓の色は青ざめてはいない、あなたのように。
マクベス夫人、第2幕第2場


王に対する敬愛の念、その逸る心が、留め役の理性を乗り越えてしまったのだ。
マクベス、第2幕第3場


その手は食わぬぞ、運命め、さあ、姿を現わせ、おれと勝負しろ、最後の決着をつけてやる! 誰だ?
マクベス、第3幕第1場


不自然な行為は不自然な煩いを生むものだ。
侍医、第5幕第1場


人の生涯は動きまわる影にすぎぬ。あわれな役者だ、ほんの自分の出場のときだけ、舞台の上で、みえを切ったり、喚いたり、そしてとどのつまりは消えてなくなる。
マクベス、第5幕第5場



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