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リンカーン(4) [読書メモ]

本間長世『正義のリーダーシップ』本間長世、『正義のリーダーシップ――リンカンと南北戦争の時代』、NTT出版、2004年、306+4頁、2310円。

Abraham Lincoln, 1809.2.12-1865.4.15
第16代アメリカ合衆国大統領(在任期間1861.3.4~1865.4.15)
(聖金曜日4.14に撃たれ、翌日土曜日に死去した。)



 はやりのリーダーシップ論ではなく、リンカーン(著者の表記は「リンカン」)の評伝の一つであるが、アメリカ建国以来最大の危機を乗り越えた大統領リンカーンの生い立ちからの生涯と、その時代、そして彼の遺産を振り返ることを通して、政治指導者としての大統領のリーダーシップからアメリカの歴史を捉えようとする試みを目指す。

p.189には、ゲティスバーグ演説(著者の表記は「ゲティズバーグ」)の英語全文が掲載されている。
pp.276-299が注。巻末に4ページの略年表あり。


「参考文献について」で紹介されている文献

■ 第一次史料として、『リンカーン演説集』(岩波文庫)の他、
Abraham Lincoln, "Selected Speeches and Writings," Vintage Books / The Library of America, 1992.
が挙げられている。これは、ペーパーバック版で、ゴア・ヴィダルによる序論付き(With an Introduction by Gore Vidal)。この本で紹介されていないが、ヴィダルはリンカーンの生涯を小説にしている。中村紘一訳、『リンカーン』(上、中、下)(アメリカ文学ライブラリー)、本の友社、1998。

■ 独立宣言の邦訳
・斎藤真、『アメリカとは何か』、平凡社ライブラリー、1995年。

■ アメリカ合衆国憲法の邦訳
・斎藤真訳が、宮沢俊義編『世界憲法集』(岩波文庫、1983年)に収められている。

■ 伝記
最新の研究に基づいたリンカーンの伝記としてもっとも信頼がおけるものとして、
David Herbert Donald, "Lincoln," Simon & Schuster, 1995.
を挙げている。ただし「詳しすぎるけれども」とことわっている。

■ アメリカ研究の入門書として、
五十嵐武士、油井大三郎編、『アメリカ研究入門』(第3版)、東京大学出版会、2003年。
初版は、斎藤眞・嘉治元郎編、1969年、第2版は本間長世・有賀貞編、1980年。



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