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最近の新聞記事から(脱原発関連) [その他]

最近の新聞記事から(わたしなりに言葉を整えたところあり)

◆かっこ悪くていい

2012.10.21(日)朝日新聞「ザ・コラム」欄、有田哲文(編集委員)「ドイツの脱原発――ずるくても カッコ悪くても」から

ドイツの脱原発は妥協や裏技で傷だらけ。環境によくない石炭火力発電にいまだに依存しているし、いざとなれば地続きのフランスから原発の電力だって買える。ずるいと言えばずるい。
 しかし、それでも輝きを失わないのは、目標をしっかり決めて計画を立て、一歩一歩進んでいるからだ。背景には原発反対の強い世論がある。そのうえで、ビジネスと折り合いをつけるべく、もがいている。・・・カッコ悪くても前に進んでいる。



◆方向転換のために我慢と応援のエネルギーを

2012.12.8(土)朝日新聞「オピニオン」面、「耕論」テーマは「改めて、原発」の中で、作家の今野敏の言葉から

人間はかたくななもので、自分の生活、記憶、体験、それが一番強く、歴史に学ぼうと思っても、実感がないと、また同じことを繰り返す。太平洋戦争の経験者の方々が皆亡くなったら、また同じことが起こるかもしれない。それは歴史を見れば明らかだ。


これまで推進してきたものを変えるには、ものすごいエネルギーが必要。


日本人の国民性の最大の特徴は、いい国を作ろうという気持ちよりも、名君に治められたいという気持ちが強いこと。自分たちの代表を政界に送り出そうという気持ちが薄い。上の方で変わってくれるだろうと。どこか人任せなんです。



◆政治家と市民が向き合って築いていく社会

2012.12.18(火)朝日新聞「ニッポン人脈記」欄、「民主主義 ここから」第16回から

元物理学者で原発擁護派だったドイツの首相、アンゲラ・メルケルは、福島の原発事故に衝撃を受け、「もはや専門家だけに原発問題を任せておくわけにはいかない」との思いを強め、社会学者や経済人、聖職者など原発の非専門家17人を集めて「安定したエネルギー供給のための倫理委員会」を立ち上げた。


ドイツ技術アカデミー会長、ラインハルト・ヒュッテル「脱原発とは、みんなが参加してそれをやり遂げるという気持ちが必要な社会プロジェクトなのです。」
 政府は一部の専門家だけに頼らず、広い知見を集めて国の進むべき道を探る。国民はデモや選挙で意思表示する。政治家と市民が向き合いながら、互いに当事者として社会をつくっていく。それは民主主義社会だからこそ味わえる魅力の一つだろう。




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