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朝日新聞GLOBEのリチャード・サイジックの記事 [その他]

朝日新聞GLOBE, No.36 2010.3.22
リチャード・サイジック「オバマを支持する米福音派ロビーの論理」から。

福音派は、いわゆる「宗教右派」と同義語ではない。全人口の25~30%と言われる米福音派のうち、「伝統主義者」は約4割で、政治への関心が強い宗教右派はこの中に含まれる。別の約4割は「中道主義者」で、残りの2割が「近代主義者」といった具合に分けられる。

中東和平についても米福音派の一派であるクリスチャン・シオニストが和平を阻害している面がある。

公共の場から宗教を排除する日本の「政教分離」とは異なり、米国では特定の宗教に法律や政策で特権を与えないという原則が重要だとされている。

など。

ところで、この記事に「神からの言葉」という表現が出てくるが、「神からの言葉」という言い方があるのか? 普通は用語として「神の言葉」(Word of God)と言う。通常、宗教改革以来プロテスタント信仰は聖書を「神の言葉」とする。ただどのような意味で「神の言葉」と言うかににいろいろ相違がある。

また、近現代になって、聖書を神の言葉と見なしていないような考え方が声高く主張されることがあるが、それは「普通のプロテスタント」なんかではない。変質され逸脱した信仰――いや信仰と言うよりも単なる思想か、勝手な思いこみ――であろう。

追記 アメリカの福音派と政治との関係を紹介しているページ:小原克博「アメリカ大統領候補をサポートする宗教保守勢力」

タグ:朝日新聞
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